朝鮮史研究会論文集 第43集  2005.10 緑蔭書房

特集 朝鮮における宗教と国家

北島万次 壬辰倭乱と民衆--降倭についてのひとつの視点 pp.5〜17
井口和起 東アジア世界の中の日露戦争--韓国・朝鮮からの視点を中心に pp.19〜30
桑野栄治 正朝・冬至の宮中儀礼を通してみた一五世紀朝鮮の儒教と国家--朝鮮燕山君代の対明遥拝儀礼を中心に pp.31〜56
山口公一 植民地期朝鮮における神社政策と宗教管理統制秩序--「文化政治」期を中心に pp.57〜91
佐々充昭 亡命ディアスポラによる朝鮮ナショナル・アイデンティティの創出--大〔ショウ〕教が大韓民国臨時政府運動に及ぼした影響を中心に pp.93〜122
酒井裕美 甲申政変以前における朝清商民水陸貿易章程の運用実態--関連諸章程と楊花津入港問題を中心に pp.123〜148
本間千景 韓国「併合」前後の普通学校日本人教員聘用 pp.149〜182
小川原宏幸 一進会の日韓合邦請願運動と韓国併合--「政合邦」構想と天皇制国家原理との相克 pp.183〜210
編集後記 p.211
文献目録(2004年) pp212〜271
英文レジュメ pp.272〜282